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司会者ブログ

2021.01.28

コロナで悩める新郎新婦へ応援のエピソード

今、コロナ禍で延期を余儀なくされている新郎新婦がたくさんいらっしゃると思います。
一日も早く、平穏で安心して笑い合える日が戻って来ることを願わずにはいられませんが、
このエピソードが少しでも不安な方々のこの先を照らす希望になればと思い、
ご紹介させて頂きます。

(司会:吉田 愛美さんの体験)

コロナ禍で日程変更やキャンセルなどが相次ぎ、その度に
お打ち合わせの際に当日を楽しみにされていた
お二人の様子が思い出されて胸が痛む日々ですが、
先日、昨年の5月から延期された新郎新婦のご披露宴がありました。

挙式を予定していた当日、天気は雲ひとつない五月晴れ。
本当なら、大好きな家族や大勢の友達に囲まれて
最高に幸せな一日となるはずだった、指輪にも刻印された日。

外出も出来ないなか、
この日をどんな風にどんな気持ちで過ごせばいいのか
と悶々としていた新婦。

この気持ちを誰かに聞いて欲しいとの思いから、勇気を出して、
長年大ファンだった、あるタレントさんのラジオ番組にメールを送ったそうです。


『今日は本当なら私達の結婚式。
今頃ウェディングドレスを着て、みんなに祝福されているはずでした...』


すると、そのメールが採用され、
なんと憧れのスターから電話がかかって来たのです。

そして思いがけず、今日ここで1回目の結婚式をしようよとの提案が!

「健やかなる時も病める時も、愛し慈しむことを誓いますか?」との問いかけのもと、
大勢のリスナーの前で、お二人は結婚の誓いを交わされたそうです。

辛い気持ちで過ごすはずだった一日を素敵な思い出に変えることが出来ました
と、目を輝かせながら話してくださいました。


さらに、挙式を延期した1月の日付は、偶然にもお二人の入籍1年記念日

会場から延期先の日程として提案された候補日にこの日があり、迷わず即決したそうです。

ただの入籍日だったのが、正真正銘の結婚記念日になりましたと、嬉しそうに話すお二人。


泣いて過ごした日もあったけれど、
延期したことで思いがけない嬉しい出来事があり、
二人の絆も深まり、色々な方から励ましの言葉も頂いて、
この状況だからこそ得られたこともたくさんあったんです
とおっしゃる明るく前向きな姿に、
なんだか救われたような思いがして、思わず胸が熱くなりました。


元気にお会いしましょうねと約束し、無事に迎えた当日。

ご家族のみの少人数のパーティーとなりましたが、
お互いへの揺るぎない信頼に満ちた、強く美しい、
さらに成長した素敵なご夫婦
となられていました。