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司会者ブログ

2021.06.13

新郎 感謝の手紙

(司会:安納 知里さんより)

披露宴で感動の場面のひとつが「新婦からご家族へのお手紙朗読」。
新婦と親御様だけではなく、ゲストも涙することもある、
ハートフルなシーンですよね。

この時、"新郎からも" お手紙を読んでみるのはいかがでしょうか。

先月担当した披露宴。
ご家族のみの結婚式でした。

新郎は、口数も少なく シャイボーイ
お色直しで、お父様の大切な蝶ネクタイを身に着けることを、直前に決めたにも関わらず、
ご自身からは何も言わず、アテンドスタッフがご家族様に伝えるまで誰も知らなかった、
というほどの寡黙な方でした。

お母様は とても明るい方で、パーティー中には、
司会からのアナウンスにも、嬉しそうに反応してくださっていましたし、
ご両家様で楽しそうにお話しされていました。

披露宴が結びに近づき、手紙のシーン。
そんな新郎が、新婦と同じくご家族へのお手紙を朗読したのです。

お父様、お母様へのそれぞれの思いを綴ったお手紙を読み進めます。
すると新郎は、一瞬言葉に詰まります。
そのあと、ちょっと緊張した面持ちで、こう結びました。


「僕は、お父さんお母さんの子供に生まれて、本当に幸せでした。ありがとう。」


新郎の涙声と同時に、
それまで 笑顔の元気印だったお母様の頬にも、溢れる涙がつたいました。

安納さんブログ写真.jpg


普段はなかなか伝えられない、ご両親への「ありがとう」。
特に男の子は、大人になっても、恥じらいが残るかもしれません。
だからこそ、結婚式で、その思いを、「お手紙」として伝えてみませんか。

大切に綴ったお手紙そのものも、ご両親にとって、
きっと、世界で一つの一生の宝物になりますよ。

新郎の手紙
新婦の手紙