2024.08.18
サプライズがもたらした感動の笑顔
(司会:峯 佳菜子さんより)
結婚式の司会を務める中で、私は新郎新婦の幸せそうな表情に触れる瞬間が好きです。
中でも、ある新郎新婦の表情が今でも心に残っています。
おふたりとの打ち合わせの日。
優しさに溢れた新郎と快活な新婦にお会いし、お話は楽しく進んでいきました。
そんな中、新婦がこんなことを話してくださいました。
「今まで新郎から『好き』って言ってもらったのは
付き合いを始めるときの1度だけなんです」と。
その言葉に、新郎も穏やかな表情で
「日頃気持ちを伝えることはしないんです」
と、自身のスタンスを語ってくださいました。
もちろん、おふたりの絆が深いことは明らかでしたが
新婦は気持ちを表してほしそうな様子でした。
そして迎えた結婚式当日...。
パーティーの後半、新婦へのサプライズ映像が上映されました。
スクリーンにはおふたりの思い出のお写真が次々と映し出されます。
最初はびっくりした表情の新婦でしたが
すぐにそれが新郎からの贈り物だと気づいたようです。
その後、会場の扉が開き、新郎が101本のバラの花束を手にして登場。
新婦に向かってしっかりと気持ちを伝え、花束を手渡したのです。
101本のバラが意味するのは「これ以上ないほどあなたを愛しています」
という、新婦への深い愛情です。
新婦が嬉しそうな笑顔を浮かべたのは言うまでもありません。
"たったひとりへのメッセージが多くの人の心を動かす"
と言われることもありますが
おふたりを見守ったゲストも温かい気持ちに包まれたことでしょう。
このサプライズは、打ち合わせで伺ったお話をもとに
プランナーさんが新郎と一緒に企画したものでした。
新婦への大切な気持ちを言葉にした新郎の堂々とした姿、
そして新婦の感動に包まれた表情...!
今でも思い出すたびに嬉しくなる素敵なパーティでした。