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司会者ブログ

2022.04.23

自分らしい感謝の伝え方

(司会:飯塚 里香和さんより)

爽やかに吹く風が心地よく、
ガーデンに咲くお花も美しい季節になりました。

温かい日差しの下、乾杯をおこない、
一口サイズのお料理を召し上がっていただきながら
スタンディングでスタートしたパーティ。
そんな中で、素敵な親孝行をされたご新婦をご紹介します。

一人娘として誕生されたご新婦は、
幼い頃にお父様の影響でピアノを始められたとの事。
音楽の勉強をする為、高校から一人暮らしを始めたそうです。

まもなく中学生になる子どもを持つ私としては、
あと3年で独り立ちさせるなんて寂しすぎる!と
自分の数年後と重ね合わせて考えてしまいました。

ご新婦のご両親も、もちろん寂しいお気持ちは大きかったと思いますが、
娘の成長の為にと背中を押し、遠くから応援することを選ばれたのだと思います。

一人暮らしを始めてからも
お母様とは毎日欠かすことなくお電話をしていたご新婦。
それは結婚された今でも続いていらっしゃるそうです。
そんなお母様は、お父様とご新婦が一緒に演奏する姿を見てみたい
と以前からおっしゃっていたとのこと。
そのが結婚式当日にかなう事となりました。

ウェディングドレス姿でピアノを弾き始めたご新婦。
お父様はそれに合わせ、優しく、力強く、ある歌曲を歌われました。
その歌は「これからの2人の生活が幸せなものになるように」
―そんな願いを込めてお父様が選ばれました。

その二人の演奏に、ご新郎はもちろんのこと、
第二の母として高校生の頃から新婦にピアノの指導をしてきた恩師、
そしてゲストの誰もが聴きいっていました。

この日を夢見てきたお母様も目を潤ませながら
二人の姿を見つめていらっしゃいました。

堂々とピアノを奏でる新婦の姿に
お父様もお母様も誇らしいお気持ちだったと思います。
結婚式という新たなスタートの日に
最大の親孝行をされたご新婦の姿は
とても美しく輝いていらっしゃいました。

会場を温かい空気が包み込む素敵な時間となりました。

小笠原飯塚さん.jpeg

同じように、若くして一人立ちをされた方、
コロナ禍で親御様と会える機会が少なくなってしまった方、
反抗期には親御様との距離が出来てしまった・・・という方もいらっしゃるかもしれません。

その距離を一気に縮めるきっかけを作ることができるのも
人生の節目である結婚式です。

花束やプレゼントを贈るだけではなく、
自分らしい感謝の伝え方を考えてみてはいかがでしょうか?