2024.01.06
苦笑。。。からの新たな一歩
(司会:那須 ひとみさんより)
2023年も、たくさんの新郎新婦の幸せの門出に立ち会わせていただきました。
そんな2023年、司会のお仕事と同じくらい真剣に向き合ったことがあります。
それは、韓国語の勉強です。
実は数年前、日本人の新郎♥韓国人の新婦の披露宴を担当した時のこと。
新婦は日本語もお上手で、披露宴では日本語の司会をご希望。
しかし当日は、親御様が韓国から来日されるということで、
親御様のお席には、韓国人スタッフがアテンドに付くことになりました。
日本語がわからない中で列席する披露宴。
親御様は不安に感じていらっしゃるかもしれない。
せめて、親御様への挨拶だけは、韓国語で行ないたい!!
そこで、韓国語の挨拶文を調べて、
事前に新婦にもご確認いただき、
そのメモを握りしめて、いざ!親御様のお席へ!
「ア・ン・ニ・ョ・ン・ハ・セ・ヨ」
結果は、撃沈でした。。。。。
そのやり取りに、韓国人スタッフも苦笑いするほど(笑)
披露宴は無事お披楽喜となり、
新郎新婦も喜んでくださいましたが、
私の中ではモヤモヤと渦巻くものが。。。
日本語で司会をして喜んでいただくのは、当たり前。
では、日本語がわからない方には伝わらないままで良いのか?
あの時、私が韓国語をうまく話せていたら、
親御様の不安や緊張が少しは溶け、
もっと披露宴を楽しんでいただけたのでは?
その日から、私の韓国語勉強が始まりました!!
今は、読み書きや日常会話ができるようになりましたが、
目標としている『韓国語で披露宴の司会をすること』には、
まだまだ努力が必要です。
司会を始めて、もうすぐ20年。
こうして、気付きや学びの機会を与えてくれるのも、披露宴です。
それは言語だけでなく、相手を想う感謝の気持ちや、
仲間と一緒に喜びをわかちあう幸せも。
2024年も、より多くの新郎新婦に幸せな門出を迎えていただけるよう、
初心や学びの姿勢を忘れず、向き合っていきたいと思っています!