2024.07.15
祝福していない?!お父さんの本当の気持ち
(司会:落合 由佳さんより)
披露宴の司会お打ち合わせでは、新郎新婦の胸の内を沢山、伺わせていただいています。
経歴、馴れ初め、どんなお気持ちで披露宴をしようと思っているのか...など。紹介して欲しい事柄はもちろん、時に紹介には及ばないけれど、知っておいて欲しいといって、お話頂くことがございます。あるとき、お打合せで、ご新郎がおっしゃいました。
「実は、父との関係があまり良くなくて...」
ご新郎家は、おじい様の代に創業した食品卸会社。現在、お父様が社長で、ご新郎も数年前に家業に入りました。つまり、お父様は、「父親」であると同時に「上司」でもあります。寡黙なタイプのお父様で、思春期の頃の会話はゼロ。最近はお仕事のことでお話するも、とことん意見が合わず、溝が深まっているんだそうです。
ご新郎は続けます。「人にやたら厳しかったりするところがあるので、落合さんにも失礼な物言いがあるかもしれませんが、どうかお気になさらず...僕は落合さんに全幅の信頼を置いているので。」と。
少し気を引き締めて当日を迎えましたが、滞りなく、結びのシーンとなりました。
ご両家を代表してご新郎お父様からお話を頂いた、その時です。なんと、謝辞の最中、お父様が号泣、お話に詰まってしまわれました。新郎からは「父が僕の結婚を祝福しているかどうかも分からない」と聞いていましたが、お父様の本当のお気持ちを見させていただきました。もちろん、横に立つご新郎は、もらい泣き。感動は、会場中に伝播しました。
事前情報がなくとも感動的なシーンではありますが、ご新郎の思いを聞いていたおかげで、より言葉に温度を乗せ司会ができたのではないかと思います。
家族の分だけ、形や関係性はありますが、ご披露宴が気持ちを伝え合うきっかけになれたら幸いです。皆さんは、どんなお気持ち届けたいですか。