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司会者ブログ

2023.02.23

コロナ禍を経た結婚式

(司会:田中 希代子さんより)
2020年から感染が急速に広まり、
世の中を変えてしまったコロナウィルス

その影響は、結婚式にも大きな影響を与え、
それまで結婚式はどんなことがあっても行うものであり、
新郎新婦とゲストにとっての特別な1日だからこそ
延期や中止はされないものという「当たり前」が大きく変わりました

さまざまな場面で結婚式のあり方についてもクローズアップされるようになり、
マスクや消毒、ソーシャルディスタンスや飲酒制限など
我慢を強いられる日々が続くことに...。


コロナ禍で、結婚式を挙げることを決めた全ての新郎新婦は、
ゲストを招待することに悩み、
ある新郎は謝辞の際、泣きながらゲストに感謝を伝えていました。

「こんな大変な時に、私達の結婚式に来てくれてありがとうございました。
何の恩返しも出来ないですが、これから夫婦仲良く幸せな人生を送ることが、
まずは皆様への恩返しになればと思います。」
と。

それまで、笑顔と感謝で感極まる新郎は幾度なく目の当たりにしてきましたが、
それとは別の苦しそうな涙に、
その場にいた人達から啜り泣く声や温かい声援が聞こえてきました。

どうして新郎新婦がこんな思いをしなければいけないのかと...
私も胸が痛くなったり、結婚式の本質を考えるようになりました。


そして、2023年。
ようやく結婚式に沢山の笑顔が戻り、長く苦しい時期を経て、
それまで「当たり前」と思っていた新郎新婦の幸せを一緒に願い、
同じ空間で笑い、喜びを分かち合えることが
どんなに尊いことかを知ることができました。

先日、担当した新郎新婦が、
「コロナ禍を経て、結婚式を挙げる意味や
ゲストに集まってもらう有り難さを考えるようになりました。」

とおっしゃっていました。

私もコロナ禍を通じて、結婚式を挙げることは
新郎新婦にとってよりかけがえのないものとなり、
結婚式はカタチを変えたとしても
決して無くならないものだと感じています。

辛い時期を共に乗り越えて、同じ時代を生きてきた人達だからこそ
分かり合える幸せが結婚式にはあります。

たくさん笑って、泣いて、素敵な日を大切な人たちとお迎えください。


#コロナ禍で「大切なもの」が明らかに
#コロナ禍も3年目。"今"、どんな式を挙げたい?